著者
島崎 里子 リーダーシップ111キャリアサポート委員会
出版者
昭和女子大学
雑誌
昭和女子大学女性文化研究所紀要 (ISSN:09160957)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.131-136, 2007-03-31

個人が主体的にキャリアを選択・設計する方向へと社会構造が移行するに従い、現代女性のキャリア形成のあり方にもさまざまな多様性が見られるようになった。このような社会状況を充分踏まえた上で、女性がビジョンをもってキャリアを積み、社会的に活躍をしていくためには何が必要なのだろうか。 第17回目を迎えた今年度の女性学公開講座では、多様化する女性のキャリア選択・設計のための方策を、「女性」と「キャリア」をキーワードとしながら、学外講師による基調講演「キャリア・ビジョンをまず描こう!!」(第1部)と、それに続くテーマ別グループ討論(第2部)を通して模索した。テーマ別グループ討論には、昭和女子大学の学部学生・院生85名と、学外者34名の計119名が6つのグループに分かれて参加し、活発な意見交換を行った。参加者は事前のアンケート調査で、本人の希望に沿って5つのテーマに分けられた。また、各界で活躍中の「リーダーシップ111」の会員でもあるキャリア女性15名が各グループのリーダーとして参画した。 なお、司会は本学女性文化研究所の尾崎保子所員が務め、基調講演に先立って、坂東眞理子副学長・所長の挨拶、基調講演者並びに「リーダーシップ111」のメンバーの紹介が行われた。