- 著者
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金 〓志
西条 寛平
瀬尾 充
松浦 隆志
一宮 仁
相島 慎一
松本 主之
飯田 三雄
- 出版者
- Japan Gastroenterological Endoscopy Society
- 雑誌
- 日本消化器内視鏡学会雑誌 = Gastroenterological endoscopy (ISSN:03871207)
- 巻号頁・発行日
- vol.51, no.6, pp.1431-1436, 2009-06-20
- 参考文献数
- 23
- 被引用文献数
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1
症例は50歳,男性.タール便を主訴に来院し,上部消化管内視鏡検査で十二指腸下行部傍乳頭部に長径約20mmの広基性ポリープがみられた.観察時にポリープ表面より出血したため,止血術を施行した.再出血の可能性とVater乳頭口側3mmの近傍に位置していたことから,開腹下の外科的粘膜切除術で治療した.家族歴,消化管外徴候,消化管の他病変がないこと,および切除標本の病理組織所見から,孤在性Peutz-Jeghers型ポリープ(以下PJ型ポリープ)と診断した.十二指腸のPJPは比較的少なく,本例は広基性を呈した点で稀と思われた.