- 著者
-
三冨 博文
中野 弘雅
勝山 直興
伊東 宏
小川 仁史
柴田 朋彦
山田 秀裕
尾崎 承一
米山 喜平
- 出版者
- 一般社団法人 日本臨床リウマチ学会
- 雑誌
- 臨床リウマチ (ISSN:09148760)
- 巻号頁・発行日
- vol.22, no.2, pp.208-213, 2010-06-30 (Released:2016-02-26)
- 参考文献数
- 12
- 被引用文献数
-
1
症例は74歳女性.平成10年に関節リウマチと診断し,当科で入退院を繰り返していた.平成20年4月上旬より労作時呼吸困難が出現.その後,呼吸困難は徐々に増悪し,4月25日に即日入院.入院時,頻脈,頻呼吸あり.胸部Xpと心臓超音波検査より心タンポナーデと診断し心囊穿刺を施行.心囊水の検査結果よりタンポナーデの原因をリウマチ性心外膜炎と診断し,メチルプレドニゾロン40mg/日を開始.その後,心タンポナーデの増悪なく6月3日に退院となった.