著者
伊藤正敏 SINGH Laxmi Narayan 山口 慶一郎 三宅 正泰 鄭 明茎 JEONG Myeong Gi
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.473-479, 2002
被引用文献数
1

ヨガにより、心と肉体の調和と癒合が果たされるとされるが、これがどのような状態なのか脳画像を介して理解することを試みた。8年以上のハタ・ヨガ経験者7人の協力を得て放射性ブドウ糖(FDG)を服用した後、1時間にわたって14の姿勢(Assannas)を順にとってもらった。ヨガ終了の後、PET装置により脳画像を採取し、形態的標準化処理を用いて脳活動の変化部位を検出した。結果は、運動野、運動連合野のふかつと前頭側頭葉、大脳辺縁系、中脳の活動の低下を観察した。前者は、ヨガ姿勢をとることに関係し、後者は、ヨガが辺縁脳と反射脳を沈静化することを意味している。MacLeanの階層脳仮説に従えば、瞑想は、辺縁脳を介して理性脳が反射脳を制御する過程と解釈できる。
著者
廣瀬 雅信 三宅 正泰
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.1, 1996-09-18

ページャなどの小型携帯無線端末のアンテナとして小型ループアンテナが使われている。この場合にアンテナ効率が重要となるが、同じ寸法のループで効率を向上させるために、幅広の金属板でループアンテナを形成する方法がよく使われている。この効率はアンテナの導体損による損失抵抗で決まる。導体損は金属板の幅・厚み・導電率から求まるが、金属板断面の周上の電流分布が重要となる。従来の論文では電流分布を一様と仮定しているが、実際には金属板のエッジ付近での電流分布が特異性を持つために損失抵抗は大きくなる。本報告では板状小型ループアンテナに対する実際の損失抵抗の式に基づいて160MHz付近までの金属板の導電率を測定した結果について報告する。最後に、アンテナ効率に関して、Wheeler Cap法による測定と板を等価半径で線に変換したモーメント法による計算比較検討した結果について報告する。