著者
浅野 頼子 松岡 元 増田 理子 三輪 治
出版者
公益社団法人 地盤工学会
雑誌
地盤工学研究発表会 発表講演集 第39回地盤工学研究発表会
巻号頁・発行日
pp.2327-2328, 2004-03-05 (Released:2007-01-18)

近年法面の緑化は景観の回復、自然環境の保全等の目的でさかんに取り入れられている。法面の勾配が急になると、「植生土のう」と呼ばれるものが用いられるが、その大部分は外来植物の種子が埋め込まれており、牧草など外来の草であることが多い。外来植物は現地の植生を破壊するという問題をもつ。さらに草は法面のような貧栄養の条件下では長期にわたって成長することはできず枯死してしまう。そこで自然植生回復のため(1)現地の山地の表層土を目の粗い土のう袋に入れ、埋土種子から自然発芽させる方法、および(2)鉛直に積み上げた土のうに直接挿し木する方法を試みた。これによって、急勾配でも現地の植生を破壊しない持続性のある法面緑化工法を提案する。