著者
曽我 茂義 大西 文夫 奥田 茂男 見越 綾子 三鍋 俊春 陣崎 雅弘 新本 弘
出版者
日本磁気共鳴医学会
雑誌
日本磁気共鳴医学会雑誌 (ISSN:09149457)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.53-57, 2022-05-15 (Released:2022-06-10)
参考文献数
11

This retrospective study analyzed the magnetic resonance lymphography (MRL) findings of 112 lower limbs of 56 lymphedema patients, and identified characteristic patterns of lymphatic impairment that change with the location in lower limbs and clinical stage. The authors proposed an MRL staging system that enables a new patient stratification based on the severity of the lymphatic injury, thus potentially improving clinical management.
著者
鈴木 愛弓 山川 知巳 大西 文夫 三鍋 俊春
出版者
一般社団法人 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会
雑誌
Oncoplastic Breast Surgery (ISSN:24324647)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.17-21, 2019-03-28 (Released:2019-03-30)
参考文献数
6

乳房の形態は立位で下方へ懸垂した状態であり, 仰臥位では乳房が外側上方へ移動する。よって, 乳房再建手術で術中座位が必須となる。当院での乳房再建術中の体位変換の方法を述べるとともに, その所要時間や注意点について検討した。座位の方法は, 手術台上仰臥位にて腰と台の屈曲点を合わせる。必要ならば, 台を頭側に延長する。膝関節に約10cmのクッションを挿入し, 大腿・下腿の2ヵ所を抑制帯で固定する。両上肢は開大位で仮固定, 消毒して術野で調整可能とする。術中の体位や肢位の変更で, 乳房下溝や下垂量, 乳房外側の膨らみ, 前腋窩ヒダにおける左右対称の形態確認ができた。インプラント再建では準備時間に対し手術時間の割合が大きく, 自家組織再建よりも非効率的であった。小さい乳房では肢位の影響が小さく, 上肢の消毒が省略できると考えた。また, 上半身の傾きに注意を要した。