著者
平松 勝彦 二木 貞樹 上杉 充 本間 光一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.1, 1996-03-11
被引用文献数
2

移動通信における周波数選択性フエージングの影響を軽減する技術として等化器が研究されている。しかし、遅延波を考慮しない同期方式では、シンボル同期が先行波と遅延波の間でタイミングがロックされ、等化器の性能を十分に発揮できない。今回、遅延波存在下で先行波にロックしたタイミングを再生するシンボル同期方式を検討したので報告する。
著者
三好 憲一 松元 淳志 上杉 充
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.437, pp.13-18, 2001-11-13
被引用文献数
107

本報告では, OFDMにCDMAを適用したOFCDMにおける時間軸方向拡散について検討し, 計算機シミュレーションによる評価結果を報告する.OFDMとCDMAを組み合わせた従来のMC-CDMA方式では周波数方向に拡散を行うことで周波数ダイバーシチ効果を得ることができるが, 16QAM等の多値変調を使用する場合には周波数選択性フェージングの影響により符号間干渉が増大して特性が劣化する.提案方式では、拡散コード間の符号間干渉を低減することを目的として, 時間軸方向に拡散を行う構成をとる.コンピュータシミュレーションの結果, 時間軸方向に拡散を行うことで, 受信性能を向上させることが可能であることを示した.
著者
上杉 充
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.465, pp.55-58, 2002-11-15
被引用文献数
9

OFDMにおいてガードインターバルを超える遅延波は致命的な性能劣化をもたらす.そこでこれを克服するため,適応信号処理を用いた干渉キャンセラを提案する.