著者
上田 倫央
出版者
大阪大学
雑誌
若手研究
巻号頁・発行日
2019-04-01

これまで尿は無菌であると認識されてきたが、細菌学の発展によって尿中には従来の検査方法では検出できない細菌が細菌叢を形成していることが明らかになった。そして、過活動膀胱患者の尿中には健常者とは異なる細菌叢が形成されていることが報告され、この細菌叢がOABの発症に関与している可能性が示唆されている。本研究はOABの根治治療を目指し、尿中細菌叢が頻尿をきたすメカニズムを解明し、過活動膀胱の新規治療薬を開発することを目的とする。