著者
上田 真聖 北村 尊義 泉 朋子 仲谷 善雄
雑誌
第78回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, no.1, pp.157-158, 2016-03-10

交通渋滞の発生時には、自動車の運転手がストレスを感じ、そのストレスが他車への配慮を欠く運転を誘発してしまうことが懸念される。本研究では、同じ渋滞に遭遇している車両の運転手同士が匿名で気軽に会話できるシステムを提案する。本システムにより、会話好きな運転手同士が楽しく会話できれば、渋滞によるストレスが軽減し、他車に配慮する運転が促進されると考えられる。本研究では、携帯型脳活動計測装置を用いた実験を実施し、渋滞に遭遇した際に本システムが運転手のストレス軽減に効果的であるのかを検討した。また、アンケートとインタビュー結果から、他車に配慮する運転が促進されたのかを評価した。