著者
益田 真輝 泉 朋子 仲谷 善雄
出版者
ヒューマンインタフェース学会
雑誌
ヒューマンインタフェース学会論文誌 (ISSN:13447262)
巻号頁・発行日
vol.14, no.3, pp.259-270, 2012-08-25
参考文献数
18

<p>Increasing the tourists is important at sightseeing spots. There are two types of reasons people visit sightseeing spots again: Because they are particularly interesting or something interesting was overlooked. The latter is based on a "feeling of regret." The feeling of regret can actually change people's behavior. The feeling of regret involves the difference between the ideal and reality, and the difference between the effort they put in and whether if feels successful or not. In psychology the "Zeigarnik effect" [1] states that people remember "unfinished or interrupted" tasks better than those they have completed. With sightseeing we consider the Zeigarnik effect to be involved in something a person wished to view or visit but couldn't. We predict the effect could be used induce people to want another chance, or that is, we think that they will wish to visit the relevant sightseeing spot again. The system proposed in this paper provides pictures and information in a gradual manner. In this paper we suggest how to get people to visit sightseeing spots again through the creation of "their sightseeing having been incomplete". </p>
著者
小西 鉄馬 北村 尊義 泉 朋子 仲谷 善雄
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.141-142, 2018-03-13

近年、交通事故や交通違反が頻繁に発生している。特に、交通違反の取り締まり状況として最も多いのが最高速度違反である。そこで速度抑制を目的として、速度計で表示される速度の一部分を、ある一定の速度を超えた時に見せなくすることで、視覚的に速度に対する不安感を生じさせ、自然に速度を自分自身で落とさせる方法を提案する。プロトタイプシステムを作成し、オートバイを用いた試走実験を実施し、速度計の一部分を見せないことが運転者に対して具体的にどのような効果があるのかを検証した。
著者
武居拓郎 仲谷善雄 岡田大地
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.607-608, 2012-03-06

ダンスには様々な種類が存在する。従来のダンス教育は、人と人との直接的なコミュニケーションのみで行われるものが多い。しかし、ダンスには特有の用語・感覚などの表現が数多く用いられるため、未経験者にとっては非常に理解しにくい状況にある。本論文では、ストリートダンス未経験教師の支援に着目した。ストリートダンスのジャンルの中でもロックダンスの基本の技に関して、経験者の声・知識などを元に分析し、CGを用いた教育支援方法を提案する。ダンス未経験の教師が、自身でのダンス練習、生徒への教育などにその技の特徴をしっかり理解した上で、自ら上達するだけでなく、生徒に効果的な指導ができるような教育支援システムを構築した。
著者
長谷川 聡 泉 朋子 仲谷 善雄
雑誌
第77回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, no.1, pp.627-628, 2015-03-17

義務教育においてダンスが必修化され、その中でも現代リズムダンスとしてHIPHOPやLOCKダンスに注目が集まっている。しかし、教育の現場では教える立場である教師のほとんどがダンスの未経験者であるという問題が発生している。そこで本研究では、教師どうしで互いに教え合うピアエデュケーションの場を支援するシステムを提案する。本システムでは、2人のユーザが評価者と学習者のいずれかの役割を担い、評価者が学習者の動作と熟練者の映像を比較し、システムが提示するアドバイスやヒントを参考にしながら、学習者にダンスの指導を行う。これにより学習者はダンス技術が向上し、評価者はダンスを教える技術が向上することを目指す。
著者
上田 真聖 北村 尊義 泉 朋子 仲谷 善雄
雑誌
第78回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, no.1, pp.157-158, 2016-03-10

交通渋滞の発生時には、自動車の運転手がストレスを感じ、そのストレスが他車への配慮を欠く運転を誘発してしまうことが懸念される。本研究では、同じ渋滞に遭遇している車両の運転手同士が匿名で気軽に会話できるシステムを提案する。本システムにより、会話好きな運転手同士が楽しく会話できれば、渋滞によるストレスが軽減し、他車に配慮する運転が促進されると考えられる。本研究では、携帯型脳活動計測装置を用いた実験を実施し、渋滞に遭遇した際に本システムが運転手のストレス軽減に効果的であるのかを検討した。また、アンケートとインタビュー結果から、他車に配慮する運転が促進されたのかを評価した。
著者
安井 友徳 北村 尊義 泉 朋子 仲谷 善雄
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) (ISSN:03854221)
巻号頁・発行日
vol.140, no.7, pp.874-882, 2020-07-01 (Released:2020-07-01)
参考文献数
25

An immediate evacuation is essential for safety when a big earthquake and a tsunami occurred. For example, Great East Japan Earthquake in 2011 killed over 10 thousand people and over 90 percent of them drowned by the tsunami, that is, people who failed to escape from the tsunami after the earthquake occurred got losses by it. If they evacuated immediately after an earthquake, it would be possible that the losses could be limited. In this study, we analysis text-based information expression on a mobile device to induce immediate evacuation. We implemented an application which provides disaster information on a smartphone, and compare text expression about information of tsunami height, arrival time of tsunami, an expected number of evacuees, damage of buildings and so on. The results of the comparison verification show the sentence based on damage of building using fear-arousing communication is the most effective to induce evacuation in this study. However, in over seventies, the effectiveness of the sentence is less than half.
著者
北裕介 仲谷善雄
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.225-226, 2012-03-06

人はふとしたときに、鼻歌を歌い、ハミングする。このとき、その歌に関連する過去の記憶を思い出すことが少なくない。これはハミングが、無意識的な行為であり、何らかの関連のある過去のことを活性化拡散的に連想するからだと考えられる。 本研究では、ハミングに焦点を当て、楽曲に関する思い出データベースを用いて、思い出想起や思い出コミュニケーションを支援する枠組みを提案する。
著者
小西 鉄馬 北村 尊義 泉 朋子 仲谷 善雄
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.141-142, 2018-03-13

近年、交通事故や交通違反が頻繁に発生している。特に、交通違反の取り締まり状況として最も多いのが最高速度違反である。そこで速度抑制を目的として、速度計で表示される速度の一部分を、ある一定の速度を超えた時に見せなくすることで、視覚的に速度に対する不安感を生じさせ、自然に速度を自分自身で落とさせる方法を提案する。プロトタイプシステムを作成し、オートバイを用いた試走実験を実施し、速度計の一部分を見せないことが運転者に対して具体的にどのような効果があるのかを検証した。
著者
真壁 逸弘 渡邊 裕二 仲谷 善雄 米山 稔 井上 正典
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告高度交通システム(ITS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.42, pp.45-52, 2000-05-24
被引用文献数
1

今後の高速道路では、ITS(高度道路交通システム)の導入に伴なって多種多様な情報が発生し、道路交通に関する情報処理が高度化、複雑化することが予想され、交通管制室の高度化が要求される。ITSによって交通管制業務の効率化が推進される一方で、様々な機器の導入やシステムの変更が必要となる可能性がある。そこでITS各種サービスが導入された場合に、交通管制室に新たに必要とされる機能、設備、システム運用を検討した。最初に、ITSの各分野で想定される機能を整理し、必要なシステム構成要素を抽出した。次にそれらのシステム構成要素を統合し、交通管制システムの全体像を明らかにした。最後に、4つのサービス分野を選択し、機能、処理フロー、システム構成、運用等について詳細な検討を実施した。Information processing in highway traffic is getting more advanced and complex because of various kinds of information generated by ITS (Intelligent Transport System) services, and the traffic control center is required to become more advanced. ITS promotes effectiveness of traffic control, while it requires additional equipment and modification of a traffic control system. This study investigates necessary modification of the functions, equipment, and system operations required by ITS. First, necessary system components are abstracted based on the functions to be introduced as ITS services. Next, the components are integrated into a total system of advanced traffic control. Lastly, four of ITS services are selected to investigate the functions, processing flow, allotted process of equipment, and constraints in their operation, in details.
著者
阪口大弥 仲谷善雄 泉朋子
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.79-80, 2013-03-06

近年モバイル環境の発達に伴い、モバイル端末向けに多くの観光ナビアプリケーションが存在している。しかしその多くは目的地までの最短ルートを表示し、効率を重視しているため、その観光地の魅力を十分に堪能できているとは言えない。そこで本研究では目的地までの写真撮影を支援することにより、周囲の環境に注目させ、新たな発見や出会いを誘発する新たな枠組みを提案する。目的地までの間に複数の撮影スポットを推薦し、各スポットでの撮影後に、残り時間や目的地までの距離、天候、興味などを総合的に判断してアドホックに次の撮影スポットを推薦するというopportunisticな観光プラン作成支援を行う観光ナビシステムを検討する。
著者
足立幸祐 延谷直哉 仲谷善雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.223-225, 2012-03-06

現代の社会問題の一つとして、対人関係でのコミュニケーション能力不足があげられる。特に社会活動では初対面での会話の機会が多く、コミュニケーション支援のニーズはますます高まってきている。本研究では、個人のリズム感としてパーソナルテンポを利用することで、会話行動のストレスを小さくすることを目的とする。人間は日常生活の中で何かしらのリズムを感じている。そのリズムをシステムによって適切な支援をすることで,行動や認知に良い影響を与えることが期待できる。今回それを実験にて確認できたので、本稿では、2者のパーソナルテンポ操作による発話速度の制御を対象とし、そこから得られる2者の行動や心理の変化について報告する。
著者
益田真輝 仲谷善雄 泉朋子
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.127-129, 2013-03-06

近年、インターネットの発展により、各自が観光地で経験した内容を公表しあうことで観光を促す状況が出てきている。そのような現代において、観光会社や地域の人が推薦する定番の観光スポットを推薦するシステムだけでなく、観光客どうしが個性的な観光を共有しあうことが必要である。本研究では、観光地で撮った写真を加工して単独あるいは複数人で四コマの物語を作るように促し、それを公表することで他者を観光にいざなう観光コミュニケーションツールを試作し、評価を行う。観光地で物語を生成するために物語のネタを探す行為を通じて、創造性あふれる観光を創出でき、また他者の物語を共有することで、観光地の新たな魅力を発見するツールとなると思われる。
著者
仲谷 善雄 橘 亜紀子
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.108, pp.45-52, 2007-11-06
被引用文献数
1

災害時に避難所に避難する人達は、生活に必要な物資を持っていないことが多く、救援物資が重要となる。しかし従来の救援物資受け入れ体制は、必要なものを必要なときに必要な数量だけ受け取れるものではなく、受身であったため、すでに必要でない物資が届いたり、不足や過剰などの問題が存在した。そこで我々は、救援物資の配給を行う都道府県の担当者が使用して、過去の避難所での実績データに基づいて、どの程度の規模や特徴の避難所であれば、いつ頃にどのような物資がどの程度必要になるかを推定し、その情報を Web に掲載することで、タイムリーに必要な数量の物資の確保を支援するシステムを提案する。データとして、都市型地震の典型としての阪神淡路大震災と、中山間地地震としての新潟県中越地震を事例ベース化した。また、必要とされながらも実際には配給されなかった物資については、別途データベース化して利用できるようにした。福岡県西方沖地震を対象とした検証実験により、有効性を確認した。Refugees who evacuate to the shelters usually do not bring their daily essentials with them, and relief supplies are essential for them. A conventional acceptance mechanism, however, has been passive and it is difficult to timely acquire the needed volume of what are needed. What are not needed is sometimes sent. Our approach to meet this situation is to predict what are needed in a certain period of evacuation lives based on the case base which stored actual data of what kind of necessaries were required or delivered in the actual evacuation cases: the great Hanshin Awaji earthquake as an example of an urban-type disaster and the Niigata Chuetsu earthquake as an example of a disaster in an intermediate and mountainous area. This framework is implemented on the PC as a web-based application. When a new shelter starts, the system refers to the case-base and retrieves a most similar shelter case based on the type (urban or mountain), composition of population, season, and so on. The system provides what kind of materials are to be required next week on the web based on the retrieved case. We validate the efficiency of the approach by applying the system to an actual earthquake example, the western Fukuoka earthquake. The system proposed necessaries which were not delivered but were strongly required as well as actually delivered materials.