著者
木村 光雄 上田 静男 傍島 善次 青木 朗 国村 昇
出版者
京都府立大学
雑誌
京都府立大學學術報告. 農學 (ISSN:00757373)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.15-20, 1959-09-01

1958年の8月6日&acd;10月28日にわたり, 葡萄のMuscat of Alexandria種の1年生1芽挿苗木を材料として砂耕栽培を行い, これに有機界面活性剤として, Polyoxyethyleneglycol Octyl Phenol Etherの4種類を夫々濃度を(10)^<-3>, (10)^<-4>及び(10)^<-5>としLauryl Alcohol (30mol) Ethylene Oxyde Co-polymerを濃度(10)^<-4>, (10)^<-5>及び(10)^<-6>として培養液に添加し, 有機界面活性剤の存在が葡萄の生育に及ぼす影響を調査した。その成績は次の如くである。1)有機界面活性剤の濃度がPolyoxyethleneglycol (×) Octyl Phenol Etherは(10)^<-3>, Lauryl Alcohol (30mol) Ethylene Oxyde Co-polymerは(10)^<-4>では高濃度に過ぎて供試樹は途中で枯死した。2)有機界面活性剤の濃度をPolyoxyethyleneglycol (×) Octyl Phenol Etherは(10)^<-4>, Lauryl Alcohol (30mol) Ethylene Oxyde Co-polymerは(10)^<-5>で添加すると供試樹の生育に好影響を及ぼす可能性がある。