著者
上野 真祐子 野﨑 淳夫 二科 妃里 一條 佑介 成田 泰章
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成25年度大会(長野)学術講演論文集 第7巻 空気質 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.73-76, 2013 (Released:2017-11-18)

開放型燃焼器具は熱と共に排ガスを室内にもたらすため、燃焼過程において多種多様な汚染物質を室内に放散する。そのため、在来よりその危険性に鑑み、数多くの研究が成されてきた。本研究では、広く使用されている最近の開放型燃焼器具の汚染物質発生量を定量的に明らかにすることを目的とした。今回の実験では器具のVOCs発生量とアルデヒド類発生量は定常燃焼時に比較して、点火時と消火時に増大するという知見を得られた。また、器具非使用時にもある種のVOCやアルデヒドが発生しており、各物質の器具発生量を明らかにした。