著者
下山 芽衣子
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.43-48, 2013

第5学年の「流れる水のはたらき」の学習を展開するにあたり,学習指導要領には,「イ 川の上流と下流によって,川原の石の大きさや形に違いがあること」をとらえさせるとあるが,実際に川原の石の変化をとらえさせる上で,さまざまな問題点があった。そこで,導入や教材,発表のさせ方を工夫し,子どもたちが「わかった!」「なるほど!そうか。」と思える授業を展開することで,実感を伴った理解をさせることができるのではないかと考えた。そのため,川の様子を再現したモデル実験を取り入れ,学習したことを実際の川に置き換えて石の大きさなどを考えられることを目標に授業を行った。