- 著者
-
田中 気宇
大岩 秀明
倉島 侑希
中原 亜紗
堀 優大
宮坂 祐輔
宮下 尚輝
津田 洋子
塚原 照臣
野見山 哲生
- 出版者
- 信州公衆衛生学会
- 雑誌
- 信州公衆衛生雑誌
- 巻号頁・発行日
- vol.6, no.1, pp.36-37, 2011-08
2010年10月のタバコ価格への大幅増税の効果を、禁煙をアウトカムとして、自記式調査票により確認した。2企業を対象とし回収率は87.4%(661/756)であり、242人(36.6%)が喫煙していた。現喫煙者の方が非喫煙者よりも社会的にタバコを受けいれやすく(FTND)、現喫煙者中139人が回答した禁煙を考えるタバコ価格(1箱)は平均1,284円であり、ニコチン依存度の高い人の方がこのタバコ価格が高し、傾向が見られた。2010年に禁煙を試みた現喫煙者32人中20人、喫煙を達成した29人中11人はこの大幅増税の影響も受けており、実施者数そのものも2010年以前の年間実施者数よりも多かった。