著者
中川 啓 河村 明
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集G(環境) (ISSN:21856648)
巻号頁・発行日
vol.73, no.5, pp.I_131-I_140, 2017 (Released:2018-01-15)
参考文献数
18

地方都市であるU市では,今後の良好な環境の保全と創造に向けた環境行政を推進するため,環境行政の基本的な方向性を示す環境基本計画の策定に向けて,計画策定の前提となる現状把握に関する調査の手段として,市民に対するアンケート調査を実施している.本研究では,このアンケート結果を入力とした自己組織化マップによって,市民の環境に関する意識を分析した.その結果,関心がある環境問題,環境への取り組み,環境政策の満足度および重要度についての市民の意識構造が明らかになった.またアンケート結果の分類の一手段として,自己組織化マップが有効であることが確認された.
著者
中川 啓 恒松 高洋
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.720, pp.89-97, 2002-11-22 (Released:2010-08-24)
参考文献数
18
被引用文献数
1 1

ファイトレメディエーションは植物の生理代謝作用を利用する環境修復技術である. 本研究では, 博多据りカブ Brassica Rapa のファイトレメディエーションへの適用可能性を調べるため, 2つの栽培実験を行った. それは, 1) 銅とカドミウムの重金属複合汚染に対して, 汚染レベルや土壌タイプでの重金属の抽出濃度や抽出量の違いを調べる実験と, 2) 植物栽培中における重金属の時空間移動特性を調べるための実験である. これらの実験結果から, カブは銅とカドミウムを集積・茎葉部へ貯留する能力を持つ可能性があること, 栽培期間中, これらの重金属に対して耐性を示すこと, カブがカドミウムの可溶性フラクションを吸収していることが明らかとなった.
著者
天野 弘基 中川 啓 河村 明
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集G(環境) (ISSN:21856648)
巻号頁・発行日
vol.72, no.5, pp.I_127-I_135, 2016 (Released:2017-02-20)
参考文献数
20
被引用文献数
1 3

島原市の地下水水質を対象として,4種類の多変量解析手法を適用し,どの分類結果が当該地域の水質特性を説明するために適しているかについて検討した.5つのクラスターに分類した場合のそれぞれ特徴は,ほぼ同様であったが,各クラスターの空間分布については手法間に違いが認められ,主成分分析を利用した手法は,硝酸性窒素濃度が比較的高い採水地点を,汚染クラスターに分類した.クラスター数を10とした場合においても主成分分析を利用した手法がより適切な結果を与えうることが明らかとなった.
著者
中川 啓児[作詞]
出版者
キングレコード
巻号頁・発行日
1940-03