著者
神場 知成 久松 欣一
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.46, pp.171-172, 1993-03-01
被引用文献数
1

コンピュータパワーの増大に伴い、そのパワーの多くをユーザインタフェースで利用することが可能になっている。例えばAlan C. Kayは、将来のCPUパワーの90%はユーザインタフェースに使われると予測している。現在広く利用されているグラフィカルユーザインタフェース(GUI)は今後、マルチメディアの圧縮、蓄積、認識技識などの急速な発展を背景として、ビデオ、音などを利用したマルチメディアユーザインターフェースへと移行していくであろう。このような潮流の一つにダイナミックアイコンがある。これは、従来静止した1つのピットマップデータで表現していたアイコンを、複数のピットマップデータを時系列的に入れ換えるアニメーションにすることにより、よりわかりやすいユーザインタフェースを実現しようとするものである。今回、このアイディアを発展させ、作成したいアイコンの内容を表すシーンをビデオに撮り、その映像からキャプチャリングした複数のピットマップデータを利用してダイナミックアイコンを作成することを試みた。本稿では、その試作、評価結果について報告する。なお、混乱を避けるため本稿では、1つのピットマップから成る従来型のアイコンを静止アイコン、アニメーションを利用したダイナミックアイコンをアニメーションアイコン、実写のビデオ映像をもとにしたダイナミックアイコンを実写アイコンと呼ぶ。
著者
北脇 佐知子 藤野 博喜 神場 知成 久松 欣一
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.47, pp.359-360, 1993-09-27

前述の論文では、アイコンの「わかりにくさ」をなくすために「モノクロ版」「カラー版」「実写版」の3タイプのダイナミックアイコンを試作した。本稿は、評価した結果に関して報告する。
著者
久松 欣一 北脇 佐知子 藤野 博喜 神場 知成
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.47, pp.355-356, 1993-09-27

パーソナルコンピュータで動作するOSの高度化にともない、マルチタスク,標準化されたグラフィカルユーザインターフェース(GUI)といった機能を利用したアプリケーションが容易に作成できるようになってきている。例えば、ダイナミックアイコンはシングルタスクでも実現できるが、高度なOSで作成する方が簡単である。このダイナミックアイコンとは、複数のビットマップデータを時系列的に入れ換えることでアニメーション表示を行い、よりわかりやすいユーザインターフェースを提供するアイコンである。今回、ダイナミックアイコンに対してマルチタスクの機能を利用して作成することを試みた。本稿では、その作成したダイナミックアイコンの動作原理、評価結果について報告する。