著者
亀崎 幸子 豊口 暁子
出版者
鳥取短期大学
雑誌
鳥取短期大学研究紀要 (ISSN:13463365)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.41-50, 2003-06-01

食材料費は給食の経費の中でも最も大きな部分を占めるものであり, より良い食材料を適正価格で適正量購入することは給食の経営上重要なことである. 今回, 新聞に掲載されている地元の青果物卸売市場である倉吉青果市場の玉ねぎの卸売相場を資料として卸売価格の年間変動と曜日別変動について検討した. 年間変動を月別に見ると, 卸売価格は4月が最も価格が高騰し, 5月から徐々に下降し, 7月に価格が最も安くなった. その後徐々に上昇し, 10月〜1月は高い値で推移した. 曜日別に見ると金曜日が価格が最も高く, 月曜日が価格が最も安くなることが示された.
著者
亀崎 幸子 岩井 伸夫
出版者
特定非営利活動法人 日本栄養改善学会
雑誌
栄養学雑誌 (ISSN:00215147)
巻号頁・発行日
vol.56, no.6, pp.347-358, 1998
被引用文献数
1 8

女子短大生434人を対象に, 体重調節志向と減量実施の有無を調査し, 現在の自覚症状との関連性を検討し, 次の結果を得た。<BR>1) 対象集団の82.9%の者がやせたいと望んでいた。<BR>2) 同年代女子の平均的体型を基準にして客観的に体型の判定を行った結果, 対象集団の63%(<I>n</I>=275) の者は, やせすぎまたは普通の体型であるにもかかわらず, やせたいと望んでいた。その中の46%(<I>n</I>=127) の者は, 自己の体型を普通あるいは太りすぎと過大評価していた。<BR>3) 対象者全体では, 願望するBMI, 肥満度 (平均値) は各々19.1, -7.7%であり, やせたい理由は "細身が美しいから" が最も多かった。<BR>4) やせたいと思っている者 (<I>n</I>=360) のうち, 現在減量を実施中あるいは減量を実施したことのある者は75%(<I>n</I>=269) を占めていた。そして, 減量を実施中または減量を実施したことのある者のうち68%(<I>n</I>=182) は, その結果体重が減少したと回答した。<BR>5)"太りたい", "やせたい" とする者は, 体重の現状維持を望む者に比べ, 1人当たりの自覚症状の訴え数が多く, 体重調節志向と自覚症状の訴え数との関連が認められた。