著者
井上 敦司
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集
巻号頁・発行日
vol.24, pp.82-82, 2008

ザデー教授のソフトコンピューティング提唱により、あいまい性処理は現代そして次世代の知的システムの必要要素として広く認識されるようになった。この中で、ファジィ理論はあいまい性の処理の中核と位置づけられている。更に、ファジィ理論と、確率論やDempster-Shafer証拠理論等、他の枠組みの統合やこれらの対応性を明確にした、あいまい性の処理に関する統一的理論体系が求められている。この講演では、ボールドウィン教授のFuzzy Relational Inference Language(FRIL)の研究開発成果を基にした、論理プログラミング(PROLOGの基礎的枠組み)の拡張による統一的あいまい性処理の枠組みを紹介したい。