著者
井口 志保
出版者
東京女子大学
雑誌
日本文學 (ISSN:03863336)
巻号頁・発行日
vol.101, pp.31-51, 2005-03-15

六条御息所は物語中で現身、物の怪という二つの形象をもって描かれる女君であり、葵巻は御息所がその二つの形象で描かれる唯一の巻である。本稿では葵巻から、六条御息所がなぜ二つの姿をもって物語に立ち現れなければならなかったのかを考えていきたい。