著者
井口 睦夫
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会九州支部会報 (ISSN:02853507)
巻号頁・発行日
no.18, pp.34-35, 1962-05-01

水稲の葉の生理については,石塚・田中氏等の興味ある報告があり,一方,光合成の研究が進展するにつれて,光合成の場としての葉の生理に新たな関心がよせられつつある。筆者は1959年,二期作における一期稲の施肥法試験を行なった際に,窒素の追肥時期と葉泣別葉身内窒素の推移について若干の調査を行なったので,成績の概要を報告し,大方の御叱正を仰ぎたい。なお,この実験にあたって御指導いただいた田尻氏,並びに御協力をえた伊藤・立島・中原の諸氏に深く感謝する。