著者
伊古田 博嗣 岡田 孝一郎 黒木 由貴子 新垣 雄光
出版者
日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.80-80, 2005

海水中の過酸化物の生成起源は、海水中での光化学反応と大気中の過酸化物の海水への乾性沈着、雨の日は大気中の過酸化物の雨水中への溶け込みとその湿性沈着などが考えられている。また、海水中でのオゾンの生産量、光活性物質の濃度、入射光、海面での透過度や光の波長域などの因子が大きく影響していると報告されている。そこで、本研究では晴れの日の海水中の過酸化物のソースを明らかにすることを目的に以下の3項目について研究を行った。まず、海水中の過酸化物に対する海水の循環や潮汐の影響を考察する。次に、乾性沈着の影響を考察する。さらに、大気中の過酸化物の日周変化を測定し、過去の測定結果との比較を行う。