著者
伊澤 良兼 畝川 美悠紀 滝沢 翼 塚田 直己
出版者
慶應義塾大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2021-04-01

脳血管障害、血管性認知症の発症には、血液脳関門透過性の亢進が関与することが知られている。当研究は過去に報告した脳血管内皮透過性亢進メカニズムに基づき脳血管障害モデルマウス等を用いてRhoK阻害薬、MLCK阻害薬等によるin vivoでの血管透過性亢進抑制効果、脳浮腫・間質液動態・梗塞体積への影響、神経機能保護効果などを評価する。最終的に、同時進行中であるニューロン、アストロサイト、オリゴデンドロサイトをターゲットとした臨床・基礎研究成果とあわせ、血管透過性制御による脳血管障害、脳血管性認知症の新規治療法の確立を目指す。