著者
菊地 光一 伊藤 惇 吉村 昇
出版者
国立極地研究所
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.84, pp.80-98, 1985-03

筆者らは寒冷地における風力エネルギーの利用に関心を持ち, ここ数年来, 秋田工業高等専門学校屋上での風況調査および小型風車の試作, 実用運転などを行ってきた。秋田県は夏を除き, 移動性の高, 低気圧群が通過する緯度帯にあり, 冬は特に大陸高気圧の影響を強く受け, 西風が強く雪が多い。また, 日本海側にある本県は他都道府県, 特に太平洋側と比較して概して風が強いので, 筆者らは風力エネルギーの利用を強く念願していた。1982年11月, 風速7m/sで1kWのプロペラ型風力発電装置を設置する機会を得, 現在実用運転中であるが, 次のような項目について得られた成果を報告するとともに, 極地で風力発電を実施する場合の留意事項について述べる。(1)風車の安全性確認のための試験運転, (2)生活的環境への影響, (3)発生エネルギーの屋根雪処理への利用。
著者
伊藤 惇貴 有沢 怜士那 加納 政芳 中村 剛士 小松 孝徳
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

人型ロボットの動作編集は,自由度が多く容易ではない.そこで,物体の音の響きや状態を感覚的に表すオノマトペを用いて人型ロボットを直感的に操作する手法を提案する.具体的には,オノマトペが付与された既知の動作を用いてニューラルネットワークを恒等写像学習させることで人型ロボットの操作平面を作成する.この平面を用いることで,モーション編集に馴染みのない人でも直感的にモーションを変化させることができる.
著者
伊藤 惇貴 加納 政芳 中村 剛士 小松 孝徳
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.364-371, 2015-01-06 (Released:2015-01-06)
参考文献数
18
被引用文献数
4 2

Onomatopoeias refer to words that represent the sound, appearance, or voice of things, which makes it possible to create expressions that bring a scene to life in a subtle fashion. Using onomatopoeias therefore makes process of robot motion generation more easily and intuitively. In previous research, objective quantified values of onomatopoeias have been used as indices of robot motion. In Japanese language, however, onomatopoeias also include mimetic and emotive words. Impression of these words arises from the experience of each people, therefore, its impression might differ among people. In this paper, we propose a method for adjusting the objective quantified values (sound symbolism attributes) of onomatopoeias. Using our method, users of robots are able to create its motions representing the user's image better.