著者
吉田 健 橋本 勉 佃 和民
出版者
北陸作物・育種学会
雑誌
北陸作物学会報
巻号頁・発行日
vol.9, pp.26-28, 1975

品種, 播種期, 窒素施用量, 秋刈等の条件を組合わせて播種量と雪害の関係について3ケ年検討した。その結果果, これらの条件には右左されず, 播種量が多くなると徒長気味の生育をする場合でも雪害の少なくなる傾向が認められ, 収量も高くなった。
著者
佃 和民 星野 正生
出版者
北陸作物・育種学会
雑誌
北陸作物学会報 (ISSN:03888061)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.9-12, 1980

1.裏作イタリアンライグラスへの効率的な施肥法を検討する基礎資料を得るため, 生育の早期に施用する追肥の効果, 施用時期の影響を検討した。2.秋無追肥条件では土壌中の可給態Nは播種後1ケ月余でほぼなくなり, その時までに植物体地上部が吸収したNは基肥の約4割であった。3.早期追肥における秋の収穫物の乾物重, N吸収量は一般に追肥の遅い区で高かったが, 乾物重は秋刈前20日の区でかえって低下した。4.早期追肥における秋刈時の土壌中の可給態Nは一般に追肥の遅い区で高く, 秋刈前20日の区では極めて高かった。5.根雪前の株のN含有率ならびに雪害面積率は早期追肥においては一般に追肥の遅い区で高く, 秋刈後追肥区は更に高くなり, また, 雪害は根雪前追肥区が最も高くなった。