著者
佐々木 康浩
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2017年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.201-204, 2017 (Released:2017-05-31)

業務プロセスの改善として、1990年代にBPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)、2000年代にBPM(ビジネスプロセスモデリング)が試行された。2014年頃から「新テレワーク(モバイルワーク)」が進められたが、ホワイトカラーの生産性向上に貢献したとは言えない。そこで、我々はロボット技術(広義のAI)を応用することで、オフィスワークの飛躍的な業務処理能力の向上を企図してはどうかと考えた。これをRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)と呼ぶ。RPAの技術的な動向と我が国企業での取り組みについてサーベイし、一部の実証実験を試行したので、本稿では概要と考察を記す。