著者
佐々木 弘記
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学雑誌 (ISSN:03855236)
巻号頁・発行日
vol.27, no.suppl, pp.13-16, 2004-03-05 (Released:2017-10-20)
参考文献数
4

本研究では,目標に準拠した評価(以下「目標準拠評価」と記す)における評価の統一を図るために,教師が児童生徒の評価資料を持ち寄り,評価情報を交換する協議・moderation(以下「モデレーション」と記す)を導入した.そして,教育委員会や各学校に提供しやすいようにその手続きをプログラム化した.開発したプログラムを本教育センターの研修講座で試行し,評価した.その結果,対象とする教師と評価資料とが適切に対応していれば,評価の統一にプログラムが有効にはたらくことの可能性が示唆された.