著者
佐々木 政治 石井 良則
出版者
首都大学東京小笠原研究委員会
雑誌
小笠原研究年報 (ISSN:03879844)
巻号頁・発行日
no.39, pp.1-20, 2016-05-31

母島沖村出身の佐々木政治(図1)は、昭和19 年(1944 年)の全島民強制疎開の際に志願して母島に残留し、義勇隊防空監視哨員として他の島民軍属とともに船木山に詰め陸軍の作戦に参加した。敗戦までの約1 年間にわたる時期に起きた様々な出来事について、佐々木が回想し口述した談話記録を公開する。