著者
佐々木 朝子
出版者
北海道大学大学文書館
雑誌
北海道大学大学文書館年報 (ISSN:18809421)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.77-107, 2020-03-31

筆者は、演習林における管理体制や研究・教育体制を明らかにするにするための準備作業として、「札幌農学校・東北帝国大学農科大学の演習林に関する一考察」(『北海道大学大学文書館年報』第14号、2019年3月)において、第一基本林(後の雨龍演習林)が設置された1901年から、北海道帝国大学が設置される1918年4月までに期間を限定し、北海道大学の前身である札幌農学校及び東北帝国大学農科大学における演習林について、概況及び職員配置をまとめた。本稿では、北海道帝国大学(1918年4月~1949年5月)の時期を対象として、先の論考では取り上げることができなかった、北海道帝国大学における演習林の概況及び職員配置について考察する。
著者
佐々木 朝子
出版者
北海道大学大学文書館
雑誌
北海道大学大学文書館年報 (ISSN:18809421)
巻号頁・発行日
no.16, pp.23-37, 2021-03-31

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著者
佐々木 朝子
出版者
北海道大学
雑誌
若手研究
巻号頁・発行日
2020-04-01

旧制下での林学に関する高等教育は、農学部を設置する帝国大学及び高等農林学校が担っており、これらの高等教育機関では学生・生徒の実習を目的として演習林を設置していた。そして、卒業生の多くは、専門知識を活かして森林行政や林産業に従事した。本研究では、1880~1940年代における林学に関する高等教育の実態を明らかにするため、各高等教育機関のカリキュラムや演習林を利用した実習の内容に関する調査を行う。また、在学中の教育が卒業後の職業生活にどのような影響を与えたのか明らかにするため、学生・生徒が卒業後に従事した職務等を調査する。以上の調査に基づき、林業における教育と産業の連関を考察する。