著者
侘美 俊輔 若原 幸範
出版者
稚内北星学園大学
雑誌
稚内北星学園大学紀要 (ISSN:2189244X)
巻号頁・発行日
no.16, pp.49-80, 2016-03-31

稚内市立稚内南中学校で誕生した「南中ソーラン」は、1993年に開催された第10回「民謡民舞大賞全国大会」においてグランプリ(内閣総理大臣賞)を獲得した。それ以降「南中ソーラン」は様々なメディアやイベントで取り上げられ、2015年にはミラノ万博で演舞された。今日、「南中ソーラン」は、稚内というローカルから出発し、世界へと発信されている郷土芸能の1つである。 本稿は「南中ソーラン」を「郷土芸能(文化活動)」の1つとして位置づけ、その今日的課題の解決に向けた基礎的な方向性を提示することを目的とする。本稿では、保健体育の「ダンス領域」に留まらず、学校と地域を包摂した「地域づくり」の視点を取り入れた重層的な分析と考察を試みる第1報である。
著者
侘美 俊輔 若原 幸範
出版者
稚内北星学園大学
雑誌
稚内北星学園大学紀要 (ISSN:2189244X)
巻号頁・発行日
no.16, pp.49-80, 2016-03-31

稚内市立稚内南中学校で誕生した「南中ソーラン」は、1993年に開催された第10回「民謡民舞大賞全国大会」においてグランプリ(内閣総理大臣賞)を獲得した。それ以降「南中ソーラン」は様々なメディアやイベントで取り上げられ、2015年にはミラノ万博で演舞された。今日、「南中ソーラン」は、稚内というローカルから出発し、世界へと発信されている郷土芸能の1つである。 本稿は「南中ソーラン」を「郷土芸能(文化活動)」の1つとして位置づけ、その今日的課題の解決に向けた基礎的な方向性を提示することを目的とする。本稿では、保健体育の「ダンス領域」に留まらず、学校と地域を包摂した「地域づくり」の視点を取り入れた重層的な分析と考察を試みる第1報である。
著者
侘美 俊輔
出版者
稚内北星学園大学
雑誌
稚内北星学園大学紀要 (ISSN:2189244X)
巻号頁・発行日
no.20, pp.41-63, 2019-03-31

1972年に北海道大樹町で考案されたミニバレーは,北海道内各地で親しまれている「ニュースポーツ」の1つである.ミニバレーは,誕生から40年余りが経過し,現在は世界40か国以上に普及され,とりわけロシア全土で急速に愛好者が拡大している. そこで,本稿の目的はミニバレーの国際化,とりわけロシア・サハリン州における幼児や,障がい者への普及の過程を確認するとともに,今後のさらなる国際化の可能性について探ることとする.北海道大樹町発の「ニュースポーツ」が,海外では北海道や日本国内の普及展開とは異なる位相で拡大しつつある.現時点において,ミニバレー普及の国際化を時系列かつ即時的に整理することが,今後ニュースポーツとして普及・拡大するうえでの貴重な資料となることが予想される.