- 著者
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保科 静香
黒澤 景一
高橋 翔太
加藤 浩太
吉村 公佑
奥村 幸弘
松本 尚貴
横山 雅彦
中田 正文
日比谷 孟俊
神原 陽一
- 出版者
- 公益社団法人 日本アイソトープ協会
- 雑誌
- RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
- 巻号頁・発行日
- vol.67, no.11, pp.537-549, 2018-11-15 (Released:2018-11-15)
- 参考文献数
- 13
- 被引用文献数
-
1
福島第一原子力発電所事故由来の134Csの分布を,南東北,北関東,南関東,及び甲信越などの山岳地域において,シンチレーションスペクトロメータを用いて測定した。吾妻山及び八溝山では,高度が低くなると放射線強度が増し,一方,御前山,及び大山では高度が高くなると放射線強度が増すことがわかった。このことは,特定の高度にその中心を有する放射性物質雲(プルーム)が存在し移動したことを示唆している。