著者
高橋 翔太 松原 仁
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2021論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, pp.98-101, 2021-11-06

人間はタスクを実行する際に,しばしば最適解以外の行動,つまりミスを犯す.言い換えると,行動の中でミスをすることは人間らしい行為と言える.そのため,ある特定のタスクを実行するエージェントに認知バイアスによるミスを実装し,人間らしい AI の設計を試みる.本研究では,タスクを将棋に設定し,将棋で起こりうる認知バイアスを分析した.分析の結果から,直近効果が将棋に作用していることが分かった.今後は直近効果を実装した将棋 AI を用いて,定性的な実験を行う.
著者
高橋 翔太郎 和田 圭二
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌D(産業応用部門誌) (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.142, no.1, pp.33-40, 2022-01-01 (Released:2022-01-01)
参考文献数
21
被引用文献数
1

In this study, the authors propose a simple method for estimating stray capacitance of toroidal inductors. The proposed method calculates the total stray capacitance of a toroidal inductor based on the stray capacitance between the winding and the core, calculated by considering the insulation (plastic case and plastic molding) that contains the magnetic core. The frequency characteristics of the toroidal inductor can be calculated by substituting the calculated stray capacitance in the analytical model of the inductor, which takes into account the frequency dependence of the complex magnetic permeability of the magnetic material. In order to evaluate the proposed method, toroidal inductors were fabricated based on carbonyl iron dust, amorphous and nanocrystalline magnetic cores. Comparison between measured and calculated impedances clarify that the proposed method can calculate the stray capacitance of toroidal inductors with practical accuracy.
著者
茂田 健 久枝 嵩 高橋 翔太 高橋 幸雄
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.29, no.4, pp.337-339, 2019-11-23 (Released:2019-12-23)
参考文献数
13

オンラインゲームにおいて状況に応じて勝利するためのスキルを獲得することは初心者にとって難しい作業である.オンラインゲーム上達のためには長い時間練習をして攻略のコツを習得したり,コーチの指導を受けて学んだりするということが考えられるがこれらにはコストがかかるという問題がある.本研究はオンラインゲームのプレイログを抽出し,勝敗に寄与する特徴がユーザスキルによって異なるのかを分析 した.分析の結果,ユーザスキルによって勝敗に寄与する特徴が異なることが分かった.
著者
保科 静香 黒澤 景一 高橋 翔太 加藤 浩太 吉村 公佑 奥村 幸弘 松本 尚貴 横山 雅彦 中田 正文 日比谷 孟俊 神原 陽一
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.67, no.11, pp.537-549, 2018-11-15 (Released:2018-11-15)
参考文献数
13
被引用文献数
1

福島第一原子力発電所事故由来の134Csの分布を,南東北,北関東,南関東,及び甲信越などの山岳地域において,シンチレーションスペクトロメータを用いて測定した。吾妻山及び八溝山では,高度が低くなると放射線強度が増し,一方,御前山,及び大山では高度が高くなると放射線強度が増すことがわかった。このことは,特定の高度にその中心を有する放射性物質雲(プルーム)が存在し移動したことを示唆している。