著者
八坂 達臣
出版者
The Japan Society for Oriental Medicine
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.331-337, 1994-10-20 (Released:2010-03-12)
参考文献数
15

東洋医学的腹証の客観的評価及び解析の試みとして超音波エコーを用い臍下不仁の腹壁での変化を観察した。臍下不仁では腹直筋の厚さ, 白線部の厚さが共に菲薄化し, 両側腹直筋間の距離 (白線部の広さに相当) は開大した。この所見は臍下不仁を腹証上示し易い, 臍と恥骨上縁の中点で著明だった。これらの臍下正中部の浅い腹壁組織での変化により, 腹壁の緊張低下を生じ触診上臍下不仁として腹証に現れるものと考えられた。また, 超音波エコー法は臍下不仁の補助診断や経過観察に有効な手段のひとつになりえる事が示された。
著者
塩月 一英 七條 茂樹 町 淳二 横山 三男 八坂 達臣
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー
巻号頁・発行日
vol.33, no.11, pp.957-962, 1984

研究目的:好中球のO^-_2産生機構を研究するためのAgonistとして, ヒトデから新たな物質を抽出し, その性状を検べた.方法:ヒトデ(Asteriidae asterias amurensis)内容物をSephadex G-100を用いたゲル濾過法で5つの画分(SF I-V)に分離した.SF画分をそれぞれヒト好中球浮遊液に添加し, O^-_2産生量ならびに血球凝集を, チトクロームC還元法およびaggregometerを用いて測定し, その結果をFMLPと比較した.成績:ヒトデ抽出画分の中で第IV画分(SF IV)のみがヒト好中球に作用してO^-_2産生を促進させることがわかった.また, 第IV画分はFMLPと異なりヒト好中球に対する凝集活性をほとんど示さなかった.