著者
星野 傑 中川 照彦 佐藤 哲也 八百 陽介 土屋 正光
出版者
日本肩関節学会
雑誌
肩関節 (ISSN:09104461)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.577-579, 2015

上腕骨骨頭骨折に対し骨釘移植による再接合術が有用であった1例を経験した.オートバイのロードレーサーである20歳男性がレース中に転倒し左肩を受傷,左上腕骨骨頭骨折に対し受傷後8週で肘頭から採取した骨釘および吸収性スクリューを準用し骨接合術施行.術後3年経過し,MRI像にて一部限局した壊死部分を認めるものの骨頭壊死なく骨癒合得られ,痛みなく良好な結果が得られた.