著者
斎藤 千秋 公文 堅一
出版者
日本ペストロジー学会
雑誌
ペストロジー学会誌 (ISSN:09167382)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.9-12, 1992-11-06 (Released:2019-07-11)
参考文献数
3

チャバネゴキブリBlattella germanica L., を温度37~49℃において湿度80% R. H., 55% R. H., 20% R. H., で暴露し本種のノックダウン時聞を調べた.温度39℃以下では高湿度(80% R. H.)よりも,低湿度(20% R. H.)処理におけるノックダウンが早く,また40℃以上の場合では逆に高湿度処理に高い効果が確認された.暴露温度46℃以上では湿度に関係なくノックダウンした.しかし,12時間後の観察から蘇生している個体が確認されており,ノックダウンが致死効果に一致しないことが示唆された.