著者
兼平 友子
出版者
東北女子短期大学 研究活動推進委員会(紀要・年報部会)
雑誌
東北女子短期大学 (ISSN:09142711)
巻号頁・発行日
no.57, pp.38-44, 2019-02-08

学習指導要領の改訂で、知識・技能の質を高めるために、全ての教科で育成すべき能力として「①知識及び技能、②思考力、判断力、表現力等、③学びに向かう力、人間性等」と整理された。このことは、学びを深めるためには、自ら主体的に取り組み、広い視野で考えられる思考力や判断力や表現力の育成が必要だということになる。そのため、主体的・対話的な学びができる授業づくりをしなければならないとされている。主体的・対話的な学びとなるには、子ども同士の学び合いはもちろん、子どもと教師・教職員、教職員同士、学校と地域・家庭等、教師以外の子どもを取り囲む人たちと協働につながりをもちながらつくり上げていく学びを提供することで、質の高い学びができると考える。 そこで本研究は、幼児期から児童期にかけてつながりをもちながら、主体的・対話的な学びがなされるための「協働性」を取り入れた学びのあり方について考えていくものである。