著者
内海 太祐
出版者
湘北短期大学
雑誌
湘北紀要 = Journal of Shohoku College (ISSN:03859096)
巻号頁・発行日
no.40, pp.1-11, 2019-03-31

2000年代以降、基礎学力の低下は多くのところで指摘されており、基礎学力を向上させることは大学教育を実施する上で多くの大学にとって喫緊の課題である。本研究では学生の基礎学力を測定する上で、就職活動などでもよく使われるSPIの非言語分野の理解力向上を適応学習を活用しながら実施した。通常の紙テキストによる一斉授業で同内容を実施したものとの比較した結果、適応学習を適切に運用すれば理解度の低い学生の理解力向上につながると考えられる。また、理解度の高い学生についても学力を伸長できる可能性がある。