著者
内田 智史
雑誌
第77回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, no.1, pp.519-520, 2015-03-17

現在の電子書籍の多くはテキスト中心である。しかし、電子書籍は、紙の書籍に比べ、フルカラー版で図表やアニメ・映像なども取り入れることが容易である。また、書籍中にリンクや質問検索システムなどを入れることも可能である。本研究では、これらの特徴を踏まえて、読者の理解力によって、書籍の難易度を変化させ、多くの読者に対応できる電子テキストを提案する。
著者
谷合 大 奥野 祥二 内田 智史
出版者
一般社団法人 情報システム学会
雑誌
情報システム学会 全国大会論文集 第13回全国大会・研究発表大会論文集 (ISSN:24339318)
巻号頁・発行日
pp.a12, 2017 (Released:2019-07-17)

一人の読者の理解力には波があり、一冊の書籍の内容に対しても、その読者が理解し易い部分や理解し難い部分がある事が考えられる。そこで、読者が必要性に合わせ文章の難易度を各節毎に選択し変更できる、新たな形態の電子書籍を我々は提案している。これは、書籍を小分けにし、難易度分けする事で、少しでも書籍の難易度の波を、読者の理解度の波に対して近付けようという試みである。 しかし、この書籍の執筆には、難易度選択のユーザインタフェース設計や小分けした文章の管理等、通常の書籍の執筆よりも大きな負担が、執筆者に生じると予想される。そこで、我々はこの難易度が変化する電子書籍の執筆補助の為の専用エディタの開発を行っており、そのエディタに必要な機能について検証している。