著者
内田 豊海 松崎 康弘
出版者
鹿児島女子短期大学附属南九州地域科学研究所
雑誌
南九州地域科学研究所所報 = THE BULLETIN OF THE INSTITUTE (ISSN:09110275)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.17-23, 2016

憧れの保育・教育職に就きながら早期離職を余儀なくされる保育士・教諭が増加の一途を辿る中、本研究では6件の事例を取り上げ、それぞれ離職に至る経緯とその後の進路選択の過程を記述することを通し、彼女たちが置かれている現状を明らかにする。その上で教育現場における困難性を記述するあり方について考察する。
著者
内田 豊海 松崎 康弘
出版者
鹿児島女子短期大学附属南九州地域科学研究所
雑誌
南九州地域科学研究所所報 (ISSN:09110275)
巻号頁・発行日
no.32, pp.17-23, 2016

憧れの保育・教育職に就きながら早期離職を余儀なくされる保育士・教諭が増加の一途を辿る中、本研究では6件の事例を取り上げ、それぞれ離職に至る経緯とその後の進路選択の過程を記述することを通し、彼女たちが置かれている現状を明らかにする。その上で教育現場における困難性を記述するあり方について考察する。
著者
内田 豊海
出版者
鹿児島女子短期大学
雑誌
鹿児島女子短期大学紀要 = Bulletin of Kagoshima Women's College (ISSN:02868970)
巻号頁・発行日
no.50, pp.19-26, 2015

本研究は, 国際教育開発において, 理念と実状の乖離を見ようと試みたものである. リテラシーは教育開発における重要な理念として, 様々な議論を通し発展してきた概念である. 一方, その指標となる識字率は, 数値化すべく, 学歴の有無で判断するというように単純化されている. そこで本研究では, 基礎教育無償化により, 就学率が飛躍的に上昇したマラウイ共和国において, 理念的概念としてのリテラシーを, 生徒がどこまで習得しているかを把握すべく, インタビュー調査を開発・実施した. その結果, 生徒は文章を読み書きすることはできるものの, その内容を理解するに至っていない場合が多く見受けられた. 生徒の身につけたリテラシー能力は, 表面的なものであり, 求められている理念的なものとは大きく乖離している現状が浮き彫りになった. より実態に見合った理念の再構築, および教育の質向上による乖離の解消を再考することが求められよう.