著者
内田雅代 古谷 佳由理 兼松 百合子 中村 美保
出版者
千葉大学看護学部
雑誌
千葉大学看護学部紀要 (ISSN:03877272)
巻号頁・発行日
no.15, pp.35-43, 1993-03
被引用文献数
1

千葉大学看護学部3・4年次学生に対して,保育園実習前,後,小児病棟実習前,後の計4回,「こどもに対するイメージ」を調査し,小児看護実習を通してのイメージの変化とその要因を分析した。その結果,保育園実習で多項目にわたりイメージの強さが変化し,そのうち「かわいい」「好き」などは病棟実習前に弱い方向に変化し,病棟実習体験により再び強く感じる項目であった。一方イメージの強さが変化しない項目は「わがまま」「自分本位」であった。各時期のイメージの結果を因子分析したところ,こどもとの直接の接触によると思われる変化がみられた。小児病棟実習での各項目のイメージの変化と受持ち児の年齢,疾患,こどもとのかかわり方のよさは,関係がなかった。実習指導において,学生が実習で体験し感じたことを明確にすることが大切であると考えられた。