著者
内藤 周子
出版者
弘前大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究の目的は、六次産業化における事業の評価指標を開発し、財務面での自立を促進する評価指標の応用可能性を探ることである。生産物の高付加価値化をはかる第一次産業従事者(主に農業従事者)に関する資料調査と聞取調査を行うことで、つぎの二点を明らかにした。第一に、会計情報をさらに活用する余地が残されていることである。第二に、自然栽培は結果として高付加価値化をはかる栽培方法となりうることである。さらに、事業化に関する発展的な研究を行うための調査対象を合理的に選出する予備的な調査も行った。