著者
冨田 宣也 片岡 裕雅 郷原 麻衣子 箱崎 正洋 バトバータル 長尾 和彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.632, pp.121-124, 2006-02-25
被引用文献数
3

コンピュータ教育においてプログラミング学習は大きな要素を占める.しかし,個々の理解度に差が生じやすく,学習意欲が低下しやすいという傾向がある.本研究では,遠隔ペアプログラミングやテストファースト指向の課題演習といった,XP(eXtreme Programming)の手法を取り入れたプログラミング学習支援システムを提案する.本システムの利用によって,相互学習による理解度の向上,学習意欲の改善がみられた.本報告では,学習におけるXPの有用性について調査し,通常のペアプログラミングと遠隔ペアプログラミングとの効率の比較,考察を行う.