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文献一覧: 前山 泰彦 (著者)
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OA
ペグインターフェロン·リバビリン併用療法中に脾摘後劇症型感染症(OPSI)を発症したC型慢性肝炎の1例
著者
岡村 修祐
酒井 輝文
吉貝 浩史
住江 博明
成田 高三郎
辛島 卓
前山 泰彦
檜垣 浩一
井出 達也
佐田 通夫
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌
(
ISSN:04466586
)
巻号頁・発行日
vol.106, no.3, pp.411-417, 2009 (Released:2009-03-05)
参考文献数
19
被引用文献数
6
症例は61歳女性,脾摘術の既往あり.C型慢性肝炎に対するインターフェロン療法中に意識障害で救急搬送され,数時間で多臓器不全となり死亡.剖検·血液培養検査で肺炎球菌による敗血症と診断される.脾摘後劇症型感染症(OPSI)の1例と考えられ,インターフェロンが誘引となったと推測された.脾摘患者に免疫能低下をともなう治療を行う際は,感染症の重症化を常に念頭に入れ,また肺炎球菌ワクチン接種を検討することが望ましい.