- 著者
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宝沢 光紀
只木 槙力
前田 四郎
- 出版者
- 公益社団法人 化学工学会
- 雑誌
- 化学工学 (ISSN:03759253)
- 巻号頁・発行日
- vol.33, no.9, pp.893-898,a1, 1969-09-05 (Released:2010-10-07)
- 参考文献数
- 9
- 被引用文献数
-
6
7
単一孔から生成する液滴の大きさに関する研究を液々系について行った。実験の結果, 液滴径dpとノズル径d0の比は, ノズル流速V0がほぼ0のときも, またV0MのときもBond数 (=d02<>g△ρ/σ) のみの関数であることが確められた。(V0Mは最小液滴径を与えるときのノズル流速である。) つぎに実験データを (dp3<>g△ρ/σd0) 1/3対V0/V0Mで整理した結果, (dp3<>g△ρ/σd0) 1/3は0/V0Mが0と1の間の任意の値においてもボンド数の関数となることが見出された。以上の実験結果を用いて, V0=0~V0Mにおける液滴径に及ぼす諸因子の影響を一枚の無次元線図にまとめることができた。