- 著者
-
寺沢 文男
高橋 公正
大下 勲
北村 正一
- 出版者
- 日本野生動物医学会
- 雑誌
- 日本野生動物医学会誌 (ISSN:13426133)
- 巻号頁・発行日
- vol.10, no.2, pp.117-122, 2005
- 被引用文献数
-
3
1
推定25歳以上の雌オキゴンドウが, 慢性化膿性肺炎で死亡した。肺を含む検体よりVibrio alginolyticusを分離し, 組織学的には肺にグラム陽性球菌を含む化膿巣を認めた。実施した血液検査で, 総蛋白が早期に, 次に月平均体温, 最後にフィブリノーゲンと白血球数が増加し, 総蛋白以外の項目は類似した傾向を示した。菌血症4回中3回(血液細菌培養検査13回実施)で, 白血球数は20,000/μl以上だった。