著者
喜多 誠一 野首 孝祠 安井 栄 北森 喜美恵
出版者
社団法人日本補綴歯科学会
雑誌
日本補綴歯科學會雜誌 (ISSN:03895386)
巻号頁・発行日
vol.37, no.6, pp.1152-1161, 1993-12-01
被引用文献数
1

現在,義歯床の製作において,数多くの特長を備えている注入型レジン重合法が臨床的に広く用いられているが,これまでの埋没方法においては重合操作中の人工歯の移動や咬合高径の低下などの問題点も指摘されている.その対策として,本教室では人工歯の固定をより確実にする目的で,低膨張硬石膏をコアとする注入型レジン重合法を開発して,良好な臨床成績を得ている.本研究は,この低膨張硬石膏コア法の重合操作中における人工歯の垂直および水平変位量にっし)て,また義歯床の適合性について,レジン床との結合様式の異なる陶歯とレジン歯のそれぞれを部分床義歯に用いた場合を比較した結果,いずれの場合も良好な成績が得られたので報告する.