著者
北沢 昂平 石川 真次郎 杉浦 彰彦
雑誌
第78回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, no.1, pp.1039-1040, 2016-03-10

山間部における猟銃事故はあとをたたない.原因として,猟師と被害者,あるいは猟師同士がコミュニケーション手段を持たないことがあげられる.一方で狩猟現場での違法無線の利用が問題になっている.本研究では,一定の距離に存在する端末同士を自動でリンク するエリアIPフォンを提案し,狩猟エリアでのコミュニケーションを確立し,猟銃事故の防止に適用する.エリアIPフォンでは,GPSにより取得した位置情報をサーバ側に登録し,同一エリア内の端末を自動的に接続する.これにより同一エリア内の不特定多数の相手の存在や通話内容を知ることができる.実験では,スマートフォン用のエリアIPフォン用アプリケーションと,管理用PC(サーバ)を用いて実現し,性能評価行った.