著者
千葉 忠成
出版者
日本歯科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

MALT1はリンパ球系において重要な役割をしているだけでなく、スキャフォールディング機能でNF-kBシグナル系に関与していることがわかっている。我々は口腔扁平上皮癌におけるMALT1の役割について研究してきた。最初の研究では、MALT1発現細胞株においてケラチン8/18とケラチン5/14の発現変動がプロテオミクス解析により、認められた。ケラチン5/14は腫瘍形成のプロセスにおいて重要なマーカーであり、ケラチン5/14の発現の減少は腫瘍形成と相関があると考えられる。