著者
南 剛志
出版者
特定非営利活動法人 グローバルビジネスリサーチセンター
雑誌
赤門マネジメント・レビュー (ISSN:13485504)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.137-144, 2014-03-25 (Released:2015-03-25)

2013 年に法案が成立した共通番号 (マイナンバー) 制度が、2016 年の利用開始に向けて動き出している。一方、企業を中心に、ビッグデータ、パーソナルデータの活用が大きく注目されている。これらの動きは、ID をキーに、個人、企業、自治体、国が連携し、新しい価値が生み出される“ID 社会”の到来を告げるものである。本稿では、ID 社会の現状を解説するとともに、将来に向けて、どのような取り組みをすべきかを考察する。