著者
田中 章 永島田 義則 原 次夫 池田 和俊 池浦 孫次郎
出版者
九州病害虫研究会
雑誌
九州病害虫研究会報 (ISSN:03856410)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.230-233, 1987-10-30 (Released:2009-05-22)
参考文献数
1
被引用文献数
1

鹿児島県種子島の西11kmの馬毛島(820ha)で1986年9月トノサマバッタが大発生し,幼虫の集団と成虫の群生,群飛行動を観察した。成虫は群を成して11月まで島内を移動し,群飛や摂食,休息,夜間の静止をくりかえした。馬毛島から他の島への移動が心配されたので,MEP3%粉剤を用いて薬剤防除を実施した。幼虫に対しては10月に2回,成虫に対しては12月から1987年1月にかけて4回実施した。