著者
岡本 英之 神子 一男 手島 卓也 西村 夏哉 春日 健 大室 仁 吉江 央樹 原 育成 久保田 能徳
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LQE, レーザ・量子エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.71, pp.13-18, 2007-05-18

我々は可視光領域で発光可能なEr^<3+>添加フッ化物ファイバ(F-EDF)を信頼性の高い通信用974nmLDで励起し、アップコンバージョンレーザ(543nm)を構成した。レーザの目標特性として、CW発振で安定(RMS<0.1%)、かつ高出力(シングルモード出力>10mW)としており、現時点ではRMS<3%程度のノイズが確認されている。これまでに、緑色光の安定発振にはESA(^4I_<13/2>→^2H_<9/2>)制御の必要性が示唆されているが[1][3〜7]、発振機構に不明確な点がある。今回は、850nm発光と543nm発光の時間変動を比較し、発光過程を調査した。